Admissions
3年・4年ゼミ 2025年度募集要項
最終更新:2024年11月13日
1. 研究内容
― 大学制作インタビュー(2022年度卒・株式会社大林組法務部入社)
2. 募集人数と応募資格
3. 募集日程
4. 選考方法
― 大学制作インタビュー(2021年度卒・本田技研工業株式会社法務部入社)
5. 課題書類と提出方法
6. 面接試験
7. 選考上の評価ポイント
― 大学制作インタビュー(2016年度卒・三菱電機株式会社資材部購買課入社)
― 株式会社有斐閣制作インタビュー(2016年度卒・森・濱田松本法律事務所入所)
8. その他
9. FAQ(よくある質問)
10. 連絡先
【1. 研究内容】
「勉強は楽しく、遊びは真剣に」――このゼミは、「単位を取るだけで知的成長を実感できぬまま過ぎゆく学生時代」に疑問や焦りを感じる学生のために設計したものであり、学生の研究報告を聞くばかりでもなく、台本読みの形式的な討論でやり過ごすだけのものでもありません。ゼミという「ファミリー」が協力して課題に取り組み、アタマもココロも成長させていくことで、一人ひとりが卒業後に望む世界で歩めるよう、競争力の源泉を拓くことを目的としています。「できるか、できないか」ではなく「やるか、やらないか」。世間が揶揄するガクセイさんから脱して、近未来を生き抜くプロフェッショナルになることを期待し、一人ひとりの努力をサポートします。
独占禁止法は、企業同士が正々堂々とビジネスで競い合うことを避ける共同行為(談合・カルテル)、競合企業や取引先を不当な手段で市場から排除しようとする単独行為(独占行為)など、産官学の業種や職種を問わず、皆さんがこれから直接関わる事柄を扱う「経済憲法」です。Google, Amazon, Facebook/Meta, Appleなどのデジタルプラットフォームをめぐる問題が近年クローズアップされているように、独占禁止法はユーザー・消費者としての皆さんにも密接に関わっている法律であり、その専門知識と思考技術をもつ人材のニーズは非常に高いものとなっています。
*担当教員は、公正取引委員会の検討会委員や職員研修講師のほか、企業等における研修講師を務めています。
独占禁止法による「競争」の規律が私たちの暮らしと市場経済でどのような役割を果たしているのか。ディベートと卒業研究を通じて、討論・議論・交渉の技能と実用的な専門知識を修得します。「知ること」は「考え方を身につけること」。仲間同士で調べ、考え、話し合うなかで、企業の競争行動を法的に評価することの面白さを体験してみるとよいでしょう。
【2. 募集人数と応募資格】(3次日程)
10名。
応募条件は、①2年次前期終了時点の成績通知書に基づく計算でG.P.A. 2.0以上であって、かつ、②9月25日実施のオープンゼミの参加者であることです。なお、合格した場合、「経済法A・B」「国際経済法」「法と経済」の3年次履修を必須とします。
オープンゼミの参加者であることを応募条件としている理由は、担当教員の方針やゼミ活動の様子をよく理解しておくことが望ましいためです。ご自分の履修科目の授業とオープンゼミが重なる場合、前者の授業欠席届を発行します。ご自身の氏名、クラス・番号、学生番号のほか、欠席科目の名称及び担当教員氏名を明記の上、オープンゼミの前日までに、メール(n_okada@als.aoyama.ac.jp)で授業欠席届の発行を申し込んでください。
【3. 募集日程】(3次日程)
〔オープンゼミ〕9月25日(水)2限 17601教室
― 当日の前半は、本年度前期の振り返りを行った上で、2週間後に実施する3年生ディベートへ向けた意見交換等を行います。当日の後半は聴講者を対象としたガイダンスです。
〔申込期間〕12月2日(月)9時~3日(火)17時 学生ポータル
〔レポート提出期間〕12月2日(月)9時~4日(水)18時 ファイル添付のメールを担当教員へ送信
〔面接試験〕12月7日(土)13時30分~17時 Webex <時間指定不可;応募者へメールで通知>
〔合格発表〕12月9日(月)13時 応募者へメールで通知
*9月14日(土)開催の「オリエンテーション/個別ガイダンス」(運営:法学部学生連合)には出展しません。担当教員によるガイダンスはオープンゼミで行います。
【4. 選考方法】
レポートと面接審査の総合評価で選考します。性別や年齢は考慮しません。
【5. 課題書類と提出方法】
課題書類は、必須提出資料であるレポート「エントリーシート」と、任意提出資料で構成されています。
エントリーシートは所定用紙(MS Word;ダウンロード*)に記入してください。Google Documentなどのウェブアプリケーションで記入するのではなく、ファイルをダウンロードの上、MS Wordなどのアプリケーションで記入し提出してください。なお、所定用紙によらない作成・提出は受理しません。ご注意ください。
*ダウンロードは、上掲のリンクをクリックして Google Document のページを開いた上で、ファイル→ダウンロード→Microsoft Word(.docx)と操作してください。
任意提出資料としては、学業成績、語学力、留学経験、課外活動等における活躍など、応募者の学習意欲や能力を証明する資料を提出することができます。これらの資料をアピール材料としたい場合は、資料のPDFまたは画像ファイルを用意し、エントリーシートとあわせて担当教員へメールで提出してください。
<提出先>
法学部教授 岡田直己 n_okada@als.aoyama.ac.jp
*メールの件名は「エントリーシート」と記入してください。
*レポートの提出締切は12月4日(水)18時です。締切時刻を過ぎたものは受理しませんので、ご注意ください。
【6. 面接試験】
担当教員による面接を実施します。質疑内容は、応募理由や皆さんの学生生活、時事問題、法律や経済に対する関心など、一定の解を求めるものではありません。服装・髪型は自由です。選考上、有利・不利の扱いはありません。
なお、面接試験の開始・終了時刻を選択することはできませんので、応募者の皆さんは、試験当日に他の用件を入れないよう留意してください。
【7. 選考上の評価ポイント】
応募理由、問題意識(着眼点や物事の見方)、書面・口頭の説明能力を重視しています。エントリーシートと面接試験の質問に対して、自分の言葉で丁寧に答えることが大切です。「他の応募者と競争している」と意識するのではなく、自分自身を表現することを心がけるようお願いしています。
「ゼミ」は大学生活の後半2年間を占める大切な「環境」であり、どのような環境で・何を・どのように・どれほど学ぶかによって、人間はいくらでも成長します。学業成績は選考で正当に評価しますが、最も大切なことは「ゼミの実践的な学びを通して卒業後10年間に向けた準備を整えようという意志」(“これから”)です。
【8. その他】
1)「独占禁止法や競争政策を専門的に学びたい」方はもちろん大歓迎ですが、「卒業後に自分の希望するフィールド・仕事でチャンスを与えてもらえて、それに応えられる実力の基礎を固めたい」と望む方も大歓迎です。就職活動について、マスメディアは「売手市場(学生優位)」と一括りにして説明しますが、実際は、採用内定が一部の学生に集中するなど「格差」は明瞭であるほか、多くの学生が応募する優良・有望企業では相変わらず「買手市場」(企業優位)です。また、企業等の能力開発体制の脆弱化が指摘される昨今、キャリア形成・発展に必要となる基礎能力と思考・行動様式の自己習得が強く求められています。このような現実に対応し、本ゼミでは、ゼミ生が卒業後の希望の実現可能性を確信できる2年間となるよう、専門分野の学びだけでなく基礎能力等の習得も重視しています。なお、第12期生(現4年生)までの進路決定率は100%、民間企業就職における東京証券取引所プライム市場上場会社〔大手・有力企業〕への就職決定率は82.7%(本学卒業生〔理系以外〕=23.1%)です。
2)本ゼミは、卒業生がゼミの校友会(OB・OG団体)を組織しており、それぞれ異なる職域のプロとしてお互いから「学ぶ」各種の活動を展開しています。ゼミ生も卒業生との交流イベントやキャリア・セミナーに参加しており、卒業生とネットワークを構築するだけでなく、「仕事のホント」を見据えて将来を考える一助としています。
【9. FAQ(よくある質問)】
Q1. ゼミ生の男女比は?選考で男女比は考慮されますか?
A1. 一切考慮していません。
Q2. 学業成績(G.P.A.)が良くないと合格できませんか?
A2. 応募条件の1つである「G.P.A. 2.0以上」はあくまで条件であり、2.0以上である限り、G.P.A.の高低が合否を左右することはありません。
Q3. 英語能力が高くないと合格できませんか?
A3. 入会選考の際、英語能力は合否の判定基準としていません。
Q4. 「岡田ゼミに入ると、アルバイトやサークル活動ができない」という噂を聞きましたが、実際はどうですか?
A4. アルバイトはゼミ生全員がしていますし、アルバイトなしでは学生生活が大変ではないでしょうか。また、体育会やサークル活動で頑張っているゼミ生もいます。
Q5. 「岡田先生はキビシイ」という噂を聞きましたが、実際はどうですか?
A5. 岡田ゼミは教員と学生が人間として相互に刺激を与え合う「ファミリー」コンセプトの環境であるため、ゼミ生に対する私の話し方・接し方も、入学当初のガイダンスや講義科目で使う「不特定多数に対する演説スタイル」とは全く違います。
3年ゼミのディベートを例に挙げれば、討論の終了時に行うことは、次回ディベートまでに何を改善すべきか、具体的にはまず何に着手すべきか、調査研究で注目すべきポイントは何かなどを指摘し、目標と実行計画の設定に必要な情報やアドバイスを与えることです。このようなアドバイス等を行うのは、「やりっぱなし」で済んでしまうのであれば、学生がゼミ活動を通じて獲得するものはほぼ何もないからです。そのようなアドバイス等自体をキビシイと思う学生であれば、おそらく、どのゼミに所属しても「単位を稼ぐ」ことを除けば無益に終わるでしょう。
Q6. ゼミ生は「図書館でいつも長時間勉強している」という噂を聞きましたが、実際はどうですか?
A6. 3年ゼミのディベートは準備も本番もグループワークであるため、チームの調査研究などを行うために図書館をよく使っていることは事実です。「ゼミ活動に必要な調査研究等は個人・チームの自主判断でやるように」が担当教員の指導方針であり、図書館で一定以上の時間を使うなど具体的な指示はしていません。なお、ディベートを1つのプロジェクトとして捉えるならば、時間を効率的に使って必要十分な準備を整えることは個人・チームにとって大切な体験学習であり、効率的・効果的なマネジメントを試行してみるという良い経験になるはずです。
Q7. 「土曜・日曜もゼミ活動がある」という噂を聞きましたが、実際はどうですか?
A7. 「土曜・日曜はゼミ関係のメール等を一切行わない」ことがゼミのルールです。週末は若者らしく元気に遊んだりバイトに勤しんでもらいたいです。
Q8. 「岡田ゼミは飲み会がキツイ」という噂を聞きましたが、実際はどうですか?
A8. ゼミのイベントではいつも皆でワイワイ大騒ぎしていますが、暴飲や飲酒強要は厳禁としています。イベントは前期納会(7月)、クリスマスパーティー&新会員歓迎会(12月)、後期納会&新年度キックオフ(2月)の年3回のみであり〔11月の青山祭に出店すれば年4回〕、このほかに2泊3日で実施する夏合宿(9月)と春合宿(3月)の2日目にパーティータイムを設けています。
Q9. 「岡田ゼミは就職に強い」という噂を聞きましたが、実際はどうですか?
A9. 第1期から第12期(2023年度の4年生)までの進路決定率が100%であり、「東京証券取引所プライム市場上場会社など大手・有力企業への就職者がゼミ卒業生に占める割合も約8割と極めて高い」という意味では、就職に強いと言えると思います。
ゼミ活動の一環としての就職・進学指導だけでなく、就職先の紹介・斡旋も実施しておらず、進路の選択はゼミ生各自の自由な意思によります。なお、就職活動が活発に行われる時期について、企業の説明会や試験とゼミの授業日が重複する場合は、あらかじめ申告があればゼミ当日の遅刻・欠席・早退を認めています。
Q10. 個別ガイダンスやオープンゼミの期間中に、上級生や同級生からいろいろな噂などを聞いた結果、ゼミをどのように選べばよいのかわからなくなってしまいました。どうしたらよいでしょうか?
A10. どのゼミに応募するのか、その最終判断は2年生が自らの自由意思で行うことですが、私の考えをお伝えすれば、「大学時代後半の2年間に身を置く環境を選ぶのに、友人などからサークルのように勧誘されて、真偽不明の情報に踊らされて決めても後悔しないですか?無責任なことを言う上級生や同級生は、あなたの選択に責任をとってくれるのですか?」という問いかけをご自身にして頂ければと思っていますし、殊更、ゼミ所属の上級生がSNS等を用いて発信する美辞麗句や勧誘の言葉を鵜呑みすることは危険であると考えています。
ゼミは2年間(10単位)であり、多くのゼミでは何らかの方法で共同学習の形式が採られているため、ゼミ活動のやりがいや充実度はタテ・ヨコの人間関係からそれなりの影響を受けます。「学び」があるゼミであれば、ゼミ活動は美辞麗句に見られる愉快なことばかりではなく、相応の努力を要するものであって、「学び」を獲得するプロセスに本当の「楽しさ」や「大学時代の財産」があるものです。共に学ぶ仲間という人間関係(環境)はとても大切な要素であるため、信頼できる情報を集めて選択することが望ましいと思います。メールアドレスなど連絡先を開示している教員もいますので、遠慮せずに直接聞いてみるのがイチバンよいでしょう。
なお、岡田ゼミでは、ゼミ生による勧誘や合格保証のような言動、他のゼミに関する意見表明をすべて禁止しています(ゼミ生運営の公式SNSも存在しません)。ゼミは他人から勧誘されて入るものではないですし、ゼミ生が他のゼミの実際の活動状況を正確に知っているはずもないからです。ゼミ生が2年生から岡田ゼミに関する質問・相談を受けた場合は、自分の理解の範囲で回答するとともに、自分の判断で答えられないことは教員に伝達して教員から回答するという方法を採用しています。
【10. 連絡先】
入会選考や3年・4年ゼミの活動に関する質問等は、担当教員までメールでどうぞ。
n_okada@als.aoyama.ac.jp
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